序盤こそ水戸が主導権を握って攻め込む展開を作ったものの、14分にエリキの個の能力を生かしたアクロバティックなシュートで先制点を許すと、その後は町田の堅守速攻スタイルに打ちのめされて完敗を喫した。「何もできなかった印象が強い」。武田 英寿は唇をかみ締めながら、そう振り返った。
リーグ後半戦初戦となる今節。リベンジを期して挑む水戸としては、前回対戦からいかにチームとして進化したのかを見せるべき戦いだ。
前節・金沢戦は1-2の敗戦を喫したものの、多くのチャンスを作り出し、70分以降は猛攻を仕掛け続けて、金沢ゴールに襲いかかった。決定力を欠いて同点ゴールは奪えなかったものの、U-20日本代表の永長 鷹虎が加入し、力強さを増した攻撃に可能性を感じずにはいられなかった。今節こそ、多彩な攻撃のタレントを生かしてゴールをこじ開けたい。そして、リーグ後半戦での巻き返しに向けてはずみをつけたい。
首位を走る町田もさらにギアを上げるために重要な一戦となる。前節・栃木戦は守備を固める相手に苦しみながら、エリキがゴールをこじ開けてドローに持ち込んだ。対策を練られるであろうリーグ後半戦に向けて、危機感を強めたことだろう。だからこそ、気を引き締め直して今節に挑むことが予想される。
水戸の“進化”と町田の“勝負強さ”の激突。勝利を手にするのはどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]