アウェイチームの徳島は前半戦を終えて5勝9分7敗の勝点24で16位。序盤戦はなかなか勝てずに苦労したが、今季よりチームを率いるベニャート ラバイン監督の戦術浸透に伴い、調子を上げている。徳島はここ数年の組織作りによって高いボール保持能力がベースとなっており、相手によってボールを支配して圧倒することも、前線からのプレッシャーで相手を追い込むことも使い分けられるようになってきた。どちらの試合運びでも攻撃で持ち味を発揮できる選手は多く、中でも森 海渡は2試合連続ゴールを含め、ここまで9得点と好調。相手の最終ラインを破る駆け引きや出足の速さが光るFWだ。彼と前線でコンビを組むテクニシャン・柿谷 曜一朗や、左サイドで推進力を発揮する西谷 和希も攻撃にバリエーションをもたらす。
ホームチームの仙台はここまで8勝6分7敗の勝点30で9位。こちらも序盤戦はなかなか波に乗れなかったが、5月から勝点獲得のペースを上げてきた。ここ2試合は立ち上がりで後手に回ったことが響いて連敗しているため、今節は気を引き締め直して、後半戦の白星スタートを狙う。守備は大崩れしない組織を構築しており、課題は攻撃。伊藤 彰監督の戦略によって攻撃を使い分け、氣田 亮真の突破を生かした速攻や、鎌田 大夢、松下 佳貴のパスを生かした遅攻で相手を揺さぶりたい。チームトップの6得点を記録している郷家 友太の飛び出しや、5得点の中島 元彦による強烈なミドルシュートを生かし、厚い攻撃で徳島のゴールを狙う。
[ 文:板垣 晴朗 ]


