栃木は前節、いわきとの下位直接対決に臨んだが、インテンシティーの高さを見せつけられ、0-1で敗戦。今季初の連勝はまたもお預けとなった。
局面のバトルや走り合いといった自分たちの強みの部分で劣勢を強いられては、栃木に勝ち目はなかった。いわき戦翌日のトレーニングでは1対1の強度など、戦術うんぬんの前に、サッカーの本質において上回ることの重要性をもう一度確認し、共有したようだ。
この敗戦で順位を19位に落とし、降格圏との勝点差はわずかに『1』となった。大混戦の残留争いから抜け出せず、苦しい状況が続くが、主将の佐藤 祥は「下を向いている暇はないので、すぐに切り替えて次戦の準備をしたい」と言葉に力を込める。天皇杯も含めると5連戦の真っただ中だが、前節の敗戦を引きずらずに、今節をタフに戦い切れるか。リバウンドメンタリティーが求められる局面だ。
なお、栃木は好調を維持していた宮崎 鴻が前節で負傷交代。ケガの影響は定かではなく、栃木が狙いとする攻撃を構築するためには、同タイプの矢野 貴章が戦線復帰するかどうかもカギを握るだろう。
一方の仙台は前節、ホームに清水を迎えたが、0-3で敗れ、連敗を喫した。直近5試合で二度の連敗、5試合未勝利と苦しい状況にある。
さらに今節は鎌田 大夢とホ ヨンジュンの2人が出場停止。正念場を迎えているが、下位の栃木にしっかりと勝ち切ることで勢いを取り戻せるか。J1昇格争いに顔をのぞかせるには、ここで悪しき流れを食い止めなければならない。
[ 文:鈴木 康浩 ]

