水曜日に行われた天皇杯3回戦では、延長戦の末に4-3で鳥栖を下した。そこから中3日で選手たちのフィジカルへの負担がやや懸念されるが、J1のチームを相手に運動量でも後手に回らず勝ち切れたこと、17歳の道脇 豊がプロ初得点を含む2ゴールを挙げたことなど、プラス材料はリーグ戦にもつながる。天皇杯での勝利をきっかけに良い流れに乗りたい。
ただ、後半に盛り返して逆転につなげたとはいえ、序盤に先制を許したことは課題。「後半は前半以上のパワーを出せたが、それを最初からやらなければいけない」と上村 周平。勝ったゲームのあとだからこそ、一層気持ちを引き締めて臨む必要がある。
一方、大分は後半戦に入って4試合勝利がない。清水と対戦した前節は、立ち上がりに先制されたところからいったんは追いつくが、勝ち越されて連敗となった。
負傷者が多数出ていることを受け、前節はそれまでの4バックから3バックにシステムを変更。3バックの一角を務めた羽田 健人が今節は出場停止となるが、天皇杯3回戦を戦っていないため、コンディショニングとともに対策にかける時間もあったと思われ、中3日の熊本に比べるとアドバンテージがある。
5位に順位を下げたものの、2位・東京Vとの勝点差はわずか『2』。熊本と相対した昨季のJ1参入プレーオフ1回戦では、90分を2-2で終え、年間順位で下回っていたことで2回戦進出を阻まれた。同じスタジアムでその悔しさを晴らし、自動昇格圏への再浮上につなげたい一戦となる。
過去の戦績は5勝8分5敗の五分(プレーオフでの対戦は引き分け扱い)。果たして、どちらが勝ち越すか。注目の“九州ダービー”だ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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