昨季の北関東王者・水戸は、今季まだダービーで勝利を挙げることができておらず、屈辱的なシーズンを過ごしている。だからこそ、今節に向けた士気は高い。「群馬との前回対戦は負けているし、ダービーでは今年1勝もできていない。そして、ひさびさのホームゲーム。みんなが燃えている」と小原 基樹が力を込めるように、必勝を期して挑む一戦だ。
チーム状態は上向いている。前節・千葉戦は前半に退場者を出しながらも、粘り強い守備で対応。7連勝中と勢いに乗る千葉に対し、ドローに持ち込むことに成功した。守備のもろさを見せていた前半戦からの進化を証明し、チームとして大きな手ごたえをつかめた一戦となった。今節も“良い守備から良い攻撃”を徹底して、群馬を攻略したい。
対する10位の群馬は先週末に行われた明治安田J2第32節・藤枝戦で1-5の大敗を喫した。自慢の堅守を藤枝に崩されただけに、今節に向けて大きな修正を施してくることが予想される。堅固な守備組織を取り戻せるかがポイントとなるだろう。
ここ5試合勝利がなく、J1昇格プレーオフ争いは厳しい状況になりつつあるが、それでも可能性が消えたわけではない。北関東のライバルを倒し、ラスト3試合に向けて弾みをつけたい一戦だ。
[ 文:佐藤 拓也 ]