ホームで最終節を迎えることになった藤枝としては、昨年8月の明治安田J3第22節において、ホームでいわきに0-3で完敗した悔しさがまだ強く残っている。内容的にも圧倒されてシュート1本しか打てず、昨季で最も屈辱的な負け方だった。それを今季の開幕戦(3〇2)である程度は払しょくできたが、まだ十分ではない。昨季はJ3優勝を譲ったが、今季は藤枝が12位、いわきが19位と差をつけている。シーズンダブルで締めくくり、立場が入れ替わったことを見せつけたい一戦だ。
対するいわきも、開幕戦の結果によってその後の明暗が大きく分かれたという悔しさがある。第14節・清水戦で1-9の大敗を喫して最下位になったが、6月14日に田村 雄三監督が就任してから少しずつ成績が回復。サッカーの内容でも進化を見せて、前節・山形戦でJ2残留が決定した。ただ、直近は上位との戦いが続いて3連敗を喫しており、連敗したまま終わらないためにも、そして来季に向けても、藤枝へのリベンジは必須となる。
そんな因縁を持つライバル同士が、初舞台での1年間でどれだけ成長を積み重ねてきたのかを示す集大成。開始直後からお互いに自分たちのスタイルと強みをぶつけ合い、ハイプレス合戦や球際での激しい競り合いも見どころになるだろう。その中でどちらが主導権を握り、自分たちの特徴を生かして得点に結びつけられるか。
来季のJ2でより上に行く力があるのはどちらなのかを示す意味でも、本当に最終節にふさわしい見どころ満載のガチンコ勝負となるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


