長崎は前節、アウェイで藤枝と0-0の引き分け。下平 隆宏新監督は[4-1-2-3]を基本に、守備時は[4-4-2]で強固なブロックを敷いた。攻撃的な藤枝にボールを握られる時間帯もあったが、ミドルゾーンでのブロックで我慢し、GK原田 岳も含めたビルドアップで徐々に流れを取り戻すことに成功。後半に入るとペースをつかみ、左サイドを中心に何度かゴール前へと迫るとともに、90分を通じて藤枝のシュートを5本に抑えた。勝利こそ逃したが、J2優勝・J1昇格とともに目指す『35失点以下』の可能性を感じさせる、一定の収穫を得られた一戦となった。
仙台は前節、アウェイで大分と1-1の引き分け。年代別日本代表を率いてきた森山 佳郎新監督は[4-4-2]を採用。サイドを中心に攻撃を繰り出すと、右サイドハーフに入ったオナイウ 情滋が抜群のスピードとテクニックを生かして何度も好機を生み出した。相良 竜之介の先制点もオナイウのアシストによるもの。一瞬のスキを突かれて同点ゴールを許したが、開幕戦時点の完成度では大分を上回っていた。
そんな開幕戦となった両チームが対戦する舞台は、トランスコスモススタジアム長崎。ホーム開幕戦を迎える長崎は、開幕スタメンを飾った田中 隼人が「開幕戦は勝てなかったので、なんとしても勝ちたい」と語るように勝利を誓う。仙台も昨季の明治安田J2・16位からジャンプアップしてJ1昇格を達成するには、開幕から2試合続けてのアウェイゲームとはいえ勝点3が欲しいところ。果たして、今季初勝利をつかみ取るのはどちらだろうか。
[ 文:椎葉 洋平 ]