7位につける山口はここ3戦負けなしだ。7試合を終えての総失点5は、秋田、いわき、大分と並んでリーグで4番目に少なく、組織として守り切る力をつけてきている。前節で強力な攻撃陣を擁する甲府を無得点に抑えて2-0で勝利を挙げたことで、さらにその自信を深めたはずだ。今節はパスをつないで攻撃を仕掛けてくる熊本と対峙するが、組織的な守備で封じ込めることはできるか。
熊本は現在15位で、山口とは開きがあるように見えるが、勝点差は『3』しかない。前節はホームで千葉と対戦し、86分にPKで得点を挙げて4試合ぶりに勝利を収めた。また、高校生の神代 慶人がPKで決めたゴールはJ2最年少得点記録を16歳5カ月5日に更新するものだった。若い力の躍動を連勝につなげ、上昇気流を作り出したいところだ。
前節で神代が更新した記録だが、更新前は山口の河野 孝汰が2020年に記録したもの(16歳11カ月17日)だった。4年ぶりにこの記録が塗り替えられたが、記録を破られた河野にも意地があるはずだ。今季は主将として山口を引っ張っているが、まだ無得点。意地のゴールを決めてもらいたい。
両者とも中3日で迎える3連戦の2試合目。コンディションを優先した選手起用になりそうだが、当日の山口は雨予報だ。ボールが転がらないピッチになることも考慮した上で、両指揮官がどのような選手起用、采配をするかも見どころになる。
[ 文:田辺 久豊 ]


