山形はホームでの前々節・清水戦(2○0)で挙げた5試合ぶりの勝利を次につなげたかったが、アウェイでの前節・長崎戦は0-2で敗戦した。今季の目標はJ2優勝だが、ここまでは黒星が先行し、2ケタ順位にとどまっている。ホームに戻る今節の重要性は言うまでもない。
長崎戦は中央を閉じる相手に対し、前半はサイドに人数をかけて、起点を作りながらラインの背後を果敢に取りにいった。後半は縦への推進力を感じさせる攻撃を仕掛けたが、無得点。攻守ともに準備してきたものを発揮しているシーンは多いが、大事なことはスコアで相手を上回ること。今節はゴール前の攻防で、相手陣でスキを突くこと、自陣でスキを作らないことをさらに徹底できるか。
一方の鹿児島は、明治安田J2第4節・千葉戦で先制を許したが、4-2の逆転勝利を挙げて今季2勝目をマーク。だが、その後は4戦勝ちなし。第5節・大分戦で0-3、前半に2人の退場者を出した第6節・横浜FC戦は0-4と2戦連続で大敗。前々節は水戸とスコアレスドロー、前節は甲府に0-1ときっ抗した展開に持ち込んでいるが、無得点は4試合続いている。引き続き失点を抑えることは重要だが、本来持っている攻撃力を発揮し、再生につながる1点、そして1勝が欲しいところだ。
開幕からトップ下で先発出場を続けてきた鹿児島の田中 渉は、山形から期限付き移籍で加入中。今節は契約の関係上、出場できない。主力を欠く厳しい条件を克服し、V字回復につながる貴重な勝点3を手にしたい。
[ 文:佐藤 円 ]
