3位の清水にとっては、リーグ後半戦で初のホームゲーム。前節は秋田に1-3で敗れ、今季初の連敗を喫した。現在アウェイゲームでは4連敗と苦しい状況が続いているが、今季9戦を戦って8勝1分と無敗の本拠地に帰れるのは心強い材料だ。
一方、4位・岡山は現在2連勝中。その2試合のスコアはともに1-0で、木山 隆之監督の下で積み上げてきた安定した守備を基盤としながら、攻撃面でも粘りのある戦いを見せ、終盤にゴールを奪うという劇的な形で勝利している。
そんな両者の対戦を心待ちにしている選手がいる。乾 貴士だ。2022年6月から7月にかけて当時無所属だった乾は約1カ月間岡山の練習に参加し、その後清水に加入している。昨季も含めて岡山と対戦した3試合はすべて欠場しているため、今回が清水の選手として挑む初の岡山戦になるかもしれない。
「知っている選手も何人もいますし、すごく楽しみです。恩があるチームに対して、清水の勝利につながるプレーでアピールしたい」(乾) 4月28日に行われた今季最初の対戦は、清水が首位、岡山が3位という状況で迎えた上位直接対決だった。その試合は北川 航也が挙げた決勝ゴールで清水が1-0で勝利。押し込まれた中での3バック変更など柔軟な対応を見せ、“強者”としての試合運びを披露した。
あれからおよそ2カ月、より成長を遂げたのはどちらのチームだろうか。
連敗ストップか、3連勝か。両者にとって、昇格へのカギを握る“シックスポインター”だ。
[ 文:榊原 拓海 ]

