徳島は水曜日に天皇杯3回戦・神戸戦を戦い、公式戦3連戦の3戦目。幸いにも天皇杯が徳島県開催だったことと、今節まで中3日あるだけに、疲労度は最小限にとどめられた。しかしながら、この10日間ほどは日本全国で気温が一気に上昇したこともあり、暑熱順化が追いつかずにコンディションが決して良いとは言い切れないことは推測できる。また、前節・甲府戦が開催された前後は酷暑だったこともあり、出場した選手にはダメージが残っているかもしれない。
対する仙台は準備に1週間あてることができ、コンディションの調整も含めて圧倒的に優位。前節・岡山戦で中四国地域のアウェイゲームを戦い、おおよその気候も体感できたことは、選手の感覚としても監督が采配を考える材料としても役立つことだろう。ただ、上位直接対決となった岡山戦で敗戦を喫したダメージはある。徳島戦で勝利を収め、再浮上を図りたいところだろう。
両者、総力戦。特に徳島は総力戦が色濃くなる一戦になること必至。となると、両者ともに注目すべきは新戦力だ。
徳島は2年半ぶりに岩尾 憲が復帰し、名古屋からターレスを完全移籍で獲得。また、期限付き移籍で海外挑戦していた鈴木 輪太朗 イブラヒームも戻ってきた。この3選手が今節にもメンバー入りする可能性は十分あり得る。
仙台は山口から梅木 翼を完全移籍で獲得。ここまでリーグ1位の空中戦勝利数を誇り、前線からの守備強度も高く、昇格のラストピースになり得るFWだ。また、徳島県出身の實藤 友紀も横浜FMから期限付き移籍で獲得している。
この一戦を終えると明治安田J2は中断期間に入る。再開は約3週間後の8月3日。結果をつかんで終盤戦へ向かう中断期間にしたいのが両者の本音に違いない。
[ 文:柏原 敏 ]


