今季はプレシーズンから4バックシステムで新たなスタイル浸透に取り組んできた大分だが、負傷者が続出したことを受け、前々節・甲府戦からは本格的に3バックシステムに変更した。それが奏功して前節・いわき戦は10試合ぶりの勝利。試合内容は大半が苦しい時間帯を耐えるものだったが、粘り強い戦いの末、90+2分に生まれたキム ヒョンウのプロ初ゴールが決勝点となった。10日の天皇杯3回戦・川崎F戦でも一体感あふれる戦いぶりを披露すると、3-1で前年王者に快勝。公式戦2連勝と浮上の兆しを見せている。
川崎F戦ではプレシーズンに負傷した鮎川 峻が復調してフル出場したほか、先制点のオウンゴールを誘発した松尾 勇佑をはじめ、野嶽 惇也や茂 平らが負傷から復帰。保田 堅心も好調を維持するなど、チーム状態は上向きだ。この勢いをリーグ戦につなげ、第4節の前回対戦で終始圧倒され続けた清水を前に、チームの成熟を確かめたい。
一方の清水は、天皇杯3回戦・京都戦を1-3で落とし、今季公式戦で初めてIAIスタジアム日本平での黒星。ただ、リーグ戦ではホーム無敗を継続中で、ホーム連戦だった前々節・岡山戦、前節・千葉戦と2連勝中だ。その一方で、アウェイでは4連敗中と苦戦しており、今節でその流れを断ち切りたいところ。出場停止明けの乾 貴士が戻ってくるのも心強い。
勝って中断期間を迎えたい一戦。特にリーグ戦では今季ホームで1勝のみの大分にとっては、天皇杯に続くレゾナックドーム大分での勝利が熱望される。勝負の行方やいかに。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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