いわきは前節、アウェイで千葉と対戦し、3-0で快勝。後半の布陣変更が功を奏すと、数少ないチャンスを決め切り、中断前最後の一戦となった明治安田J2第24節・山形戦からの連勝を『4』に伸ばした。
負けてもおかしくない試合展開だった中で、流れを引き寄せたのはエース・谷村 海那。4試合連続ゴールとなる今季15得点目を決め、J2得点ランキング単独1位に躍り出た。谷村の活躍に負けじと、有馬 幸太郎も自陣からのドリブル突破で得点を挙げ、存在感を発揮している。彼らを追いかけるように、第16節・群馬戦を最後に得点から遠ざかっている山口 大輝も得点のチャンスをうかがっており、「谷村だけじゃない」と鼻息は荒い。
運動量に絶対的な土壌があるため、いわきは思うようにいかなくても気持ちを落とさずに戦うことができる。攻撃面で畳みかけるところや、セカンドボールに対する反応の速さ、ディフェンスラインのリスク管理と、良い循環が回りそうな段階に入ってきている。8月三度目のホームゲームで再び勝利する姿を見せ、J1昇格プレーオフ圏内を目指していきたい。
対する熊本は中断明けから栃木、大分、水戸と順位が近い相手に3連敗を喫し、厳しい状況が続いている。ただ、パスワークがハマったときの強さはお墨付きで、プレッシャーのスピードが速い相手をはがしてゴール前に進入できれば、得点の可能性も広がるだろう。
G大阪から育成型期限付き移籍で加入している唐山 翔自は4試合連続先発出場中だが、まだ熊本で得点がない。若きストライカーに待望の初ゴールが生まれれば、この苦境に光が差すはずだ。
[ 文:柿崎 優成 ]
