横浜FCは、アウェイ2連戦の2戦目となった前節・愛媛戦で4-1の勝利を収めた。結果的に点差をつけて勝点3を得たものの、20分に先制を許したことは課題。わずかなスキから守備のマークをズラされ、「全員が人任せのディフェンスになってしまった」とンドカ ボニフェイスは反省の色を示した。
それでも、追いつき追い越せる得点力があるのがいまの横浜FCの強み。31分に髙橋 利樹が2戦連発となるゴールを決めて追いつくと、途中出場の櫻川 ソロモンが70分と79分にネットを揺らして一気に突き放し、最後はユーリ ララが4点目を決めて勝負を決定づけた。とりわけ、シーズン半ばまで得点数が伸び悩んでいた髙橋と櫻川にゴールが生まれたことは好材料。FW2人の“覚醒”に期待が高まる。
一方の甲府は、4日と8日にJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準々決勝を戦い、J1川崎Fとの死闘の末、合計スコア1-2で惜しくも敗退。ここからリーグ戦にフルコミットという形になり、J1昇格プレーオフ圏との勝点差9を巻き返すべく、アクセルを踏む。
注目選手は現在チーム最多の9ゴールを決め、5月の前回対戦で先制点を決めたアダイウトン。今節でリーグ戦2試合の出場停止が明けて気合いもパワーも十分だろう。そのほか、ピーター ウタカ、鳥海 芳樹、三平 和司と多士済々な攻撃陣を生かし、リーグ最少失点の横浜FCの牙城を崩すことができるか。
J1昇格に向け、1勝への強い執念がぶつかり合う熱戦から目が離せない。
[ 文:青木 ひかる ]
