両者の勝点差は『5』。この試合の結果で順位が入れ替わることはないが、J1昇格に向けて負けられない一戦になることには変わりない。前節の結果によってJ1昇格プレーオフ圏から陥落した山口は、6位の千葉との勝点差が『2』。一方の仙台は、千葉との勝点差は『3』と下から迫られている。
山口は4連敗中で、仙台はここ3試合勝利なし。両者とも苦しいときを過ごしているが、この状況を打破するためにも勝利が欲しいところだ。
山口のホーム開催だが、この試合はセービング陸上競技場で行われる。近年は年に1回の開催だが、5勝2分と直近7試合は下関の地で負けておらず、山口にとってゲンが良い場所だ。試合の前々日には、SV下関で練習を行ってピッチの状況などを確かめている。山口が地の利を生かした戦いを見せることができるかどうかに注目したい。
注目選手には、仙台の梅木 翼を挙げたい。今季の前半戦は山口の主力として空中戦で圧倒的な強さを見せ、躍進の立役者となった。そのハイパフォーマンスが評価されて夏に仙台に完全移籍。今節は梅木にとって“凱旋試合”となる。SV下関で行われた昨季のJ2第37節・金沢戦では、2ゴールを決めて山口を勝利に導いている。梅木にとってもSV下関は相性が良い場所であるはずだ。
前回対戦では、山口が20分に池上 丈二のゴールで先制したが、仙台が前半アディショナルタイムに中島 元彦の得点で追いつき、後半アディショナルタイムに中山 仁斗がPKを決めて逆転で勝利した。仙台が勝負強さを取り戻せるかにも注目だ。
[ 文:田辺 久豊 ]