今節がホーム最終戦となる愛媛は直近9試合勝利なしと、いまだ暗いトンネルの中にいる。前節は昇格争いを繰り広げ、高いモチベーションを保つ仙台を相手に、序盤からハイプレスで精力的なプレーを披露するも、前半終了間際、後半開始早々というサッカーにおける危険な時間帯で失点を喫すると、自信を失っているチームはそこから盛り返すことができなかった。
今節においては豊富な運動量を誇る山口にハードワークで負けないことはもちろんのこと、勝利するためにはミスを恐れずにチャレンジするマインドも求められる。愛媛はここ6試合連続で相手に先制点を許すなど、前半で受けに回る傾向が強くなっているが、積極的な試合運びでまずは先手をとりたいところだ。
山口は終盤で泥沼の6連敗を喫しながら、前々節・熊本戦をドローで終えて連敗をストップすると、前節はホームで甲府を退けて8試合ぶりの白星。愛媛より一歩先にトンネルを抜け出している。
キーマンとなるのは2試合連続ゴール中の若月 大和か。前節はロングフィードから持ち前のスピードを生かして決勝点。前がかって攻勢をかけてくるであろう愛媛に対し、一発で形勢を逆転できる若月の俊足は相手にとって大きな脅威になるはずだ。
[ 文:松本 隆志 ]

