昨季の最終順位は、山口がJ2・11位で長崎が同3位。山口は今季の目標を『勝点58、失点40』に設定し、クラブ初のJ1昇格プレーオフ進出を目指す。その目標を達成するためにも今季初勝利を挙げたい。一方の長崎は昨季惜しくも勝点1で逃したJ1自動昇格を目指し、開幕2連勝を収めたい試合になる。
山口は前節、アウェイで甲府と対戦。前半は相手のシュートを1本に抑え込んだが、20分の決定機を逸して流れを手放すと、51分に先制を許してそのまま0-1で敗れた。志垣 良監督は「『後半の開始5分はしっかり警戒しよう』と話していたが、スローインからもったいない失点を喫してしまった」と悔やんだ。崩されての失点ではないし、守備面での不安要素は感じられなかっただけに、今節は無失点を続けながら先に仕留めることができるかに注目したい。
対する長崎は前節、ホームで熊本と対戦した。開始10分に先制点を奪われ、リードを許す苦しい展開だったが、59分の選手交代後から攻撃のギアを上げ、62分からの6分間で一気に3点を奪って逆転。終了間際に1点を返されたものの、3-2で勝利を収めた。下平 隆宏監督が「インパクトメンバー」と表現する途中出場の選手たちが試合の流れを変え、層の厚さを見せつけて勝点3を奪っている。その勢いを今節に持ち込めるかは注目だ。
山口としては、今節はホーム開幕戦。『全力12,000人プロジェクト』と銘打ち、全力で集客に取り組んでいる。昨季は平均入場者数が前年比約138%を記録し、昨季J2に所属したクラブの中で最も高い伸び率となっているため、この試合の来場者数も楽しみな要素の1つになる。オレンジに染まるはずのスタジアムでの熱戦に期待したい。
[ 文:田辺 久豊 ]


