リードをしても、それを守り切ることができない。愛媛は前節、同じく今季スタートダッシュに失敗した札幌とホームで対戦。森山 公弥がゴールを奪い、4試合連続で先制に成功するも、その後相手の反撃に遭い、3試合連続の逆転負け。勝利から遠のくことによる自信の喪失か、リードしてからの試合運びのまずさが目立っている。
リーグ戦の流れを26日のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・秋田戦で変えたいところだったが、サブ組中心で臨んだその試合も、秋田の屈強なフィジカルに終始圧され、ゴール前でもミスが相次いで失点。良いところなく、0-2で敗れた。
対する大分も、勝ち切れないもどかしい日々が続いている。開幕戦は札幌に2-0と快勝を収めたものの、その後の5試合では計2ゴールと思うように得点を奪うことができず、4分1敗。前節・藤枝戦は88分に鮎川 峻が先制ゴールを挙げ、開幕戦以来の勝点3奪取かと思われたが、90+4分に痛恨の一発を浴び、3戦連続のドローとなった。
ミッドウィークに行われたルヴァンカップ1回戦・山口戦では3点のリードを許す苦しい展開を強いられ、終盤に猛攻を仕掛けて2点を奪い返すも、反撃及ばず。愛媛同様、初戦で大会から姿を消した。
闇の深さこそ違えど、互いに重苦しい空気が漂う状況にある。これをドラスティックに好転させる劇薬は勝利のみ。愛媛の課題は守備面、大分の課題は攻撃面。それぞれの脆い盾と矛を突き出す戦いは、どのような結果に導かれるのか。
[ 文:松本 隆志 ]

