開幕から3連敗、2連勝、そして2連続ドローと現在4戦負けなしの山形。その中で今節は開幕から2連勝、2連敗、そして現在3連勝中と歯車がかみ合ってきた3位・磐田をホームに迎える。9日にはJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦で、山形は京都戦、磐田は清水との“静岡ダービー”が、それぞれホームで控える中での対戦となる。
山形は前節、今治とアウェイで対戦。前半は狙いどおりの内容で
安部 崇士、
國分 伸太郎がゴールを奪って2-0とリードしたが、後半は逆に一方的に攻め込まれ、ラストプレーで同点に追いつかれた。0-0だった前々節・徳島戦に続いてのドローに終わり、開幕3連敗による出遅れを取り戻す戦いは足踏みを強いられている。
2-1とリードしていた後半アディショナルタイムの直前にCBを1枚増やし、ハッキリと逃げ切りの局面に入ってから失点を喫したことも、すり抜けた勝点2の大きさを痛感する要因となっている。主導権を握れる試合が多い中、いま必要なのは、それを勝点3に結びつける勝負強さだ。
磐田は前節、開幕6連勝中だった首位・千葉との上位対決を制した。自陣のビルドアップ時にプレッシャーを受ける中、奪われて大きなピンチを迎えるシーンも、逆に相手の背後にうまくボールを送り込むシーンも作ったが、6分、背後へ飛び出した
角 昂志郎がそのまま決め切って先制に成功。千葉のシュートを前半の2本に抑え込み、今季二度目のクリーンシートで終えている。
明治安田J2第3節・長崎戦からの2連敗を受け、GKに
阿部 航斗、トップ下に
角 昂志郎、さらにCBに
上夷 克典が入ってから3連勝中。追いつかれてから突き放すギリギリの試合もあるが、勝ちながら連係は熟成されている。
ここまでの7試合で、シュート数では山形が19位、磐田が14位とともにリーグ下位にいるが、得点数は山形が3位、磐田が4位タイと上位につけている。互いにロジカルにゴールに迫り、決定率は高い。攻撃の立ち位置や守備のアプローチの仕方の変化で刻々とフェーズが変わる駆け引きに注目だ。
[ 文:佐藤 円 ]