大分にとっては前節・鳥栖戦に続く、ホームでの“九州ダービー”。前節は札幌との開幕戦以来となるホーム白星で今季初の連勝を遂げ、4勝6分2敗の勝点18で6位へと浮上した。そこから中3日で迎える今節では、連勝を『3』に伸ばしたいところだ。2試合連続得点中の野村 直輝をはじめ、伊佐 耕平や榊原 彗悟らの攻撃での好調が光る一方、2試合連続でクリーンシートに貢献している守護神・濵田 太郎の安定感抜群のセービングも頼もしい。
今季は守備戦術の浸透からスタートしたこともあり、しばらくは得点やチャンスクリエイト数の不足が課題となっていたが、ここ数試合で攻撃面も徐々にブラッシュアップされてきた手ごたえがある。特に鳥栖戦ではビルドアップで相手の守備を惑わせながらゴールに迫るシーンを多く築いた。戦い方の幅が広がりつつある中で、今節は熊本に対してどのような戦術で臨むかが注目される。
熊本は4勝4分4敗の勝点16で11位。就任6年目の大木 武監督が浸透させた特徴的なスタイルが強く前面に打ち出されている影響か、快勝した試合もあれば大敗した試合もあり、現在までに13得点13失点となっている。前節は首位を独走する好調・千葉をホームに迎え、多くの時間帯で相手を押し込み続けたが、相手の3倍となった18本のシュートはいずれも結実せず、スコアレスドローで勝点1を積むにとどまった。
独自のスタイルを徹底的に貫く熊本と、相手や状況によって戦い方を使い分けたい大分。そのピッチ上での駆け引きも楽しみな、白熱必至のダービーマッチだ。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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