水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦で鳥栖と対戦した熊本にとっては、次節・鹿児島戦まで3試合連続の“九州ダービー”となる。いずれもホームで戦えるものの、ルヴァンカップで鳥栖に敗れたこともあり、なんとしてもホームのサポーターに勝利を届けたい。そのために求められるのは、ゴール前の精度である。
鳥栖戦では序盤こそ相手のタイトなプレッシャーに苦しんだが、時間が進むにつれて攻め込む場面を増やし、ゲームを通じて相手の4本を大きく上回る14本のシュートを記録。しかし得点に結べなかった。
6試合ぶりの無得点となった前節・岡山戦だけでなく、3-3の引き分けに持ち込んだ前々節・甲府戦、追いつけなかったが後半に3点を挙げた明治安田J2第9節・長崎戦でも、得点場面以外で決定機は作れている。それを逃さず決められるかがポイントだ。
対する大分も直近3試合で勝利がなく、浮上に向けて勝点3が欲しい一戦。いわきを迎えた前節は序盤から相手に押し込まれる展開となり、前半は無得点で折り返したが、後半に2点を失って敗れた。
プレッシャーや球際の強度に苦しめられた面もあり、片野坂 知宏監督も「われわれにとって足りない部分が多く見られたゲームだった」と振り返っている。中3日の熊本に対して、前節から1週間空いているのはコンディションや準備の面でアドバンテージ。熊本のプレスに対してどんな策をとり、どんなプランでゲームに入るかは見どころだ。
また、双方にとっては先制点も重要なポイント。勝点差1の対戦で、ピッチ上だけでなくスタンドのサポーター同士の思いもぶつかる。
[ 文:井芹 貴志 ]


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