熊本は前節、今治と対戦。序盤に訪れた相手の時間帯をしのいだあとはボールを保持して攻め込む流れを作ったが、36分に先制点を献上。後半もボールは握りながら決定的な形を多くは作れず、シュート6本にとどまって完封負けを喫した。
大木 武監督は「ゴール前にボールが入ってもシュートにならず、1点が遠かった」と話し、クロスへの入り方や精度を課題に挙げる。佐藤 優也が「1点取られても、2点目は取られないようにという部分では、最近のゲームはできているのかなと思う」と話すように、守備での手ごたえは感じられているからこそ、攻撃の質が問われる。
対する愛媛は前節・いわき戦、佐藤 亮の見事なFKで先制しながら、追いつかれる形で引き分け。これで4戦未勝利となったが、2試合続けて勝点1を積み、19位の山口との勝点差は『2』に縮まった。ただ、前節でシュート数3本にとどまったことを受けて、「2点、3点を取りにいくメンタリティーと質を追求していかなければいけない」と石丸 清隆監督は話す。
それでも、白坂 楓馬は「局面の要所要所で勝てていたところもあった」と前向きに捉えている。タフなサッカーを展開するいわきに対して、球際の強さや執着心を表現できたことはプラス材料。今節で勝利を収めても残留圏までの浮上はできないものの、最下位を脱する可能性はあるため、5試合ぶりの勝利を欲する思いは強いだろう。
お互いの状況を踏まえると、最後まで攻め合う、見ごたえのある展開になりそうだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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