ホーム連戦となる鳥栖は前節、札幌と対戦。序盤から試合を優勢に進め、前半のうちに2点を先行。さらに相手に退場者が出るなど、圧倒的に優位な状況に。しかし、後半に入ると戦況が一変。捨て身で前に出る札幌に対して、押し込まれる展開が続き、今津 佑太が決定的な得点機会の阻止で退場。終盤に1点を返されると最後まで猛攻にさらされたが、なんとか耐え抜き、勝点3を獲得。薄氷を踏む思いでの連勝となった。
対する愛媛は5月20日付で石丸 清隆監督との契約を解除。青野 慎也ヘッドコーチが暫定監督に昇格し、新体制をスタートさせた。初陣となった天皇杯1回戦・三菱重工長崎SC戦ではそれまでの4バックから3バックに変更し、早速新たなカラーを打ち出した。カテゴリーが下のチームの意欲に苦戦を強いられたものの、55分に挙げた窪田 稜の得点が決勝点となり、新体制での初陣を白星で飾っている。
愛媛にとって監督交代後、最初のリーグ戦となる今節は今後を占う上でも重要な一戦になることは間違いないだろう。鳥栖としても愛媛の戦術やスタイルが読みづらいぶん、やりづらい相手であることは間違いなく、小菊 昭雄監督も「監督が交代するということはチームの戦い方や選手たちの(チーム内での)立ち位置に変化が起きる。そういう意味では非常に危険な相手」と警戒している。
鳥栖は今季初の3連勝が懸かる中、愛媛も残留のために白星は喉から手が出るほど欲しいはず。勝点3への譲れない思いを強く抱くチーム同士の好ゲームに期待したい。
[ 文:杉山 文宣 ]
