互いの勝点差は『6』。ともに降格圏からできるだけ遠ざかり、そして少しずつJ1昇格プレーオフ圏に近づいていくことが目下の目標になるのではないか。11日に行われた天皇杯2回戦で勝利したクラブ同士の対戦となる中、その勢いをリーグ戦での白星につなげられるのはどちらか。
甲府は天皇杯2回戦・福井ユナイテッドFC戦でリーグ戦のメンバーから入れ替えているため、そこからメンバーが大きく替わることになりそうだが、何人かは天皇杯との連戦になるとみられる。対する熊本は、天皇杯2回戦・千葉戦で120分戦った上、PK戦での勝利だった。大きな負荷がかかったことは間違いないが、勝利によって得られた喜びのアドレナリンが、その疲労をいくらか軽減してくれると考えることもできる。また、千葉、甲府と遠方アウェイが連続することはディスアドバンテージ。千葉戦からどの程度の選手を入れ替えるのかは注目ポイントの1つになる。
大木 武監督体制の熊本は、甲府に対して2勝3分1敗とわずかながら勝ち越している。その熊本に対して、甲府の大塚 真司監督は「熊本は(大木 武監督の下で戦いを)継続されていて気が抜けないチーム。(思うように)勝点は取れていないが、どのチームが相手でも支配して相手コートに入っている時間が長い。自由にプレーさせないことは大事な要素になる。奪って速く攻めることが大事」と警戒していた。
甲府は本拠地での連戦というアドバンテージを生かして勝利を、リーグ戦7試合未勝利の熊本はトンネル脱出を目指すゲームになる。
[ 文:マツオ ジュン ]
