熊本は明治安田J2第24節・岡山戦からの5試合で4勝1分と高い勝率を残し、チームの戦い方が定まっている印象。前々節は琉球に0-2で敗れたものの、前節は栃木から勝利を収め、プレーオフ圏を守っている。大木 武監督は試合後の会見で「最後までバタバタしないで試合を終われたことは良かった。(琉球戦の修正というよりも)自分たちの持っているものを出してくれた」と話しており、このコメントからチームの成熟と自信を感じる。熊本としては初のプレーオフ進出からJ1昇格への挑戦という道筋が見えているので、1つでも上の順位でフィニッシュすることが当面の目標のはず。下位チームを振り切り、勝点差が詰まる4位、5位を追い抜くため、今節も勝ちたい。
甲府も熊本も目の前の試合に勝っていくことは同じだが、お互いに相手のことを厄介だと思っているのではないか。成熟度では熊本が先んじていると感じるが、甲府は昨季で3位、一昨季は4位とプレーオフ圏内でフィニッシュしたものの、新型コロナウイルス感染症の影響でプレーオフが実施されず、チャンスを与えられなかった。甲府はなんとしてもプレーオフに進出して、昇格を目指したい。”これくらいでいいか”という甘いプレーが命取りになりそうな今節は、やり切ったチームが勝利するはず。どちらが我慢強く、集中力を切らすことなくやり切るのか注目したい。
[ 文:マツオ ジュン ]
