前節、アウェイでの大宮戦に臨んだ鳥栖は、前半こそ大宮のハイプレスに苦しんだものの後半からは主導権を握り、チャンスを数多く創出。しかし、最近の試合で終盤での失点が続いていたこともあり、リスク管理への強い意識が働くあまり、フィニッシュの場面で人数をかけ切れず。無失点を達成したものの、得点もゼロ。優勝を目標とするチームにとって手痛いスコアレスドローになってしまった。
対するいわきは前節、ホームで富山と対戦。試合の入りから勢いを見せると、前半終了間際に鮮やかな崩しから、クロスを山下 優人が押し込んで先制に成功。後半には大西 悠介の50m超えのロングシュートで追加点を奪う。さらにエースの谷村 海那に4試合連続となるゴールが生まれて3点目。その後、失点を喫し、今季初の完封勝利こそならなかったが、快勝で後半戦のスタートを切った。
両者の前回対戦は第4節。ともに開幕から3試合勝利がない中でのマッチアップだった。その試合で鳥栖は、「前半戦での対戦では相手のストロングポイントにつき合ってしまって、ロングボールの応酬というようなゲームになってしまった」(小菊 昭雄監督)と精彩を欠く内容だった。しかし、その後、保持型のスタイルに舵を切り、チームとして精度を高めてきた。激しくプレッシャーに来るいわきに対して、積み上げてきた保持型のスタイルでかいくぐり、チャンスを多く生み出したい。
優勝を掲げる中で現在、鳥栖は3試合勝ちなし。これ以上の停滞は許されない。ホームでの白星をきっかけに再加速を図る。
[ 文:杉山 文宣 ]
