連ねた5つの勝利はいずれも1点差。際立っているのは勝負強さだ。ダービーマッチ、点の取り合い、数的不利など、さまざまな状況の中で接戦をモノにしてきた。前節・秋田戦では7試合ぶりに先制を許したものの、ハードワークを尽くしながら戦況を見定め、エースのマルクス ヴィニシウスの2ゴールで鮮やかな逆転勝利を収めている。
今節はいわきを古巣とする大森 理生が累積警告により出場停止。好連係を見せていた3バックの一角を欠く痛手はあるが、フィジカル戦が予想される中で高さのあるヴィニシウス ディニスが出場停止から復帰するプラス要素もあり、ポジティブな意識で3戦ぶりのホーム戦へ臨めそうだ。
勢いという面ではいわきも負けていない。7月からは大宮、長崎、千葉、磐田といった上位勢との対戦が続いたが、これを2勝2分の無敗で切り抜ける奮闘ぶり。前々節・山形戦は0-1で敗れたものの、前節・大分戦はその鬱憤を晴らすようにホームで大量4得点の大勝を収め、今節は再び上位相手に牙を剥くつもりだ。
倉石 圭二監督は「いわきは“フィジカリー”な相手だが、秋田よりも強度の高さに加えて中盤でボールを触れる選手がいる」といわきの中盤の構成力も警戒する。
今治にとって、ここは本格的に昇格争いへ食い込むための分水嶺。タフで大きな壁を乗り越え、6連勝を達成することができるか。
[ 文:松本 隆志 ]
