7位の大宮はなかなか結果が出せない日々が続いている。前節・長崎戦では優勢の内容をスコアに結びつけられず、相手の連勝を止められなかった。直近5試合で2勝3敗。今季二度目の連敗という結果も苦しい。「もうここからは勝利だけが欲しい」と話したのは歴戦の雄・富山 貴光。残り10試合となった時点で長澤 徹監督は「全部、決勝」として戦うと話していたが、この試合は「敗者復活戦」だとして選手に意識づけさせている。
最終ラインではガブリエウ、濱田 水輝、イヨハ 理 ヘンリーと負傷者が続出しており、それに加えて市原 吏音がU-20ワールドカップ出場のためにチームを離れた。前節から「いるメンバーの最大値を考えて」(長澤 徹監督)3バックに戻している中で、今季出場機会が少なくなっていた村上 陽介、福井 啓太、中山 昂大といった選手たちの奮闘が必要になるのは間違いないだろう。「出たときに勝たせられるか。勝点を取れるか。それが欧州でも南米でも選手にとってポイント」。そう話す指揮官に猛アピールする選手は出てくるか。
また、チャンスで仕留め切る決定力も重要になる。前線はコマが豊富だ。クロス一辺倒など単調にならないように、選手たちの連係から崩す形も目指したい。
大宮を勝点4差で追う9位の今治は5連勝のあとに2連敗。ただ、大宮と同じく、前節・磐田戦(0●1)も内容は悪くない。こちらもU-20ワールドカップの日本代表に選出された横山 夢樹、梅木 怜が不在となる中、ウェズレイ タンキ、近藤 高虎らに期待がかかる。自慢の強度の高さで、前回対戦でスコアレスドローに終わった相手から勝点3をもぎ取れるか。
[ 文:田中 直希 ]

