鳥栖は前節、アウェイで甲府と対戦。二度先行される苦しい展開の中、二度追いつき、終了間際に新川 志音が決勝ゴールを奪う劇的な逆転劇で4試合ぶりの勝利。前日に羽田空港の天候不順により搭乗予定機が欠航。新幹線とバスを乗り継いだ約9時間の長距離移動というトラブルをはねのけての勝利にチームの気勢は上がった。
対する熊本は前節、ホームで徳島と対戦。リーグ最少失点の堅守を誇る徳島から前半の早い段階で塩浜 遼、神代 慶人が得点を奪い、2点を先行。後半に1点を返されたが、そのまま逃げ切ってホーム4連勝を飾った。
今季14年ぶりに同じカテゴリーで戦う両者だが、2019年には天皇杯で対戦。1年空いた2021年からは4年続けてカップ戦で対戦している。リーグ戦での対戦は2011年以来となるが、そのリーグ戦に限れば、鳥栖はホームで3分2敗と熊本から勝利を挙げたことがない。今季最初の対戦ではアウェイで1-3の敗戦を喫しているため、シーズンダブルの阻止はもちろんのこと、リーグ戦での熊本戦ホーム初勝利を挙げて連勝を飾り、さらに上位進出を図りたい一戦だ。
ともに前節で得点を挙げている鳥栖・新川 志音と熊本・神代 慶人の高校3年生ストライカーには期待がかかる。ここまで新川 志音が3得点、神代 慶人が6得点。特に新川 志音は「同い年だし、意識はしています。負けたくない」と強烈な対抗心を燃やしている。前回対戦では神代 慶人がメンバー外だったため、競演は実現せず。今節、次代を担うストライカーたちがどんな活躍を見せるのかにも注目したい。
[ 文:杉山 文宣 ]
