大分は現在、6勝12分11敗の勝点30。6月以降の急激な失速により、第26節・甲府戦後に片野坂 知宏前監督との契約を解除し、竹中 穣監督へとバトンタッチした。前体制からの積み上げも生かしつつ、選手起用や配置、戦術面などに新たな刺激を加えて内容は徐々に上向いているものの、監督交代後もいまだ白星がなく、12戦未勝利と苦しい状況が続いている。今節からは18位の山口、20位の愛媛と現在降格圏に沈むチームとのホーム連戦。降格圏から少しでも遠ざかるために、特に取りこぼせない2戦だ。
9月13日に行われた前節・藤枝戦では、同月5日に加入が発表された岡本 拓也が初出場初先発。3バックの中央で統率力を発揮し、ミドルブロックを構えながら集中したアタックとラインコントロールで、藤枝の自慢のパスワークに対抗した。この手ごたえを今節につなげつつ、リーグワースト2位の23得点にとどまる攻撃面の課題を改善したい。
山口は前節、ホームで千葉と対戦。90+6分に古川 大悟が劇的な決勝ゴールを挙げ、13試合ぶりの勝利をつかみ取った。これにより残留圏の大分との勝点差は『5』に。志垣 良前監督に代わって第21節・秋田戦から指揮を執る中山 元気監督の下、なかなか結果が出ない中でも前への勢いを強く出す戦いぶりで善戦を続けてきた。ようやく手にした前節の勝利をターニングポイントとし、勝点を積むペースを上げたいところだ。今節は今季初の連勝を期してアウェイに乗り込む。
過酷な残留争いの中、大分が逃げるか、山口が詰めるか。切迫した状況で迎える“シックスポイントマッチ”の行方はいかに。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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