大分がミッドウィークの26日、クラサスドーム大分に山口を迎える。両チームは16日に開催された明治安田J2第5節でも対戦。大雨にたたられたアウェイのピッチの中、追いつく形で1-1のドローに終わった。
ルヴァンカップ1stラウンドはリーグ戦と異なり、延長戦やPK戦が設けられて必ず勝敗が分かれるため、今回は今季最初の“一発勝負”のステージとなる。とはいえ、両チームともに直近のJ2第6節から中2日で、リーグ次節まで中3日というスケジュール。異なる大会ということもあり、メンバーの大幅な入れ替えが予想される。
大分はリーグ前節、ホームに藤枝を迎え、目まぐるしい駆け引きの繰り返されるタフなゲームを戦って1-1。88分に自身の今季初ゴールとなる先制点を仕留めた鮎川 峻と、今季初出場してアシストを遂げた木許 太賀は途中出場だったため、このルヴァンカップに出場する可能性が高い。それぞれの成果を自信につなげ、今後のポジション争いに向けてアピールの場としたい一戦だ。
今季の大分は、プレシーズンからポジションごとの序列を明確にしたマネジメントでチームの熟成を進めており、ここまで出場機会を得られずにきた選手たちは試合に飢えているはず。リーグ戦ではここ3試合連続引き分けと粘り強く勝点を積みながら中位につけているものの、メンバー固定のマネジメントによる戦い方の幅不足という課題も浮き彫りになっており、ルヴァンカップという公式戦で新たな戦力の台頭に期待したいところだ。
一方の山口は、ここまでのリーグ戦では今季加入した新戦力が布陣のほとんどを占めており、昨季までチームを支えてきたメンバーは虎視眈々と出場機会をうかがっている状態。チームとしては強度の高い明確な戦いを続けているが、ここまでのリーグ戦で1勝2分3敗といまひとつ結果が出ておらず、リーグ前節・熊本戦では14本のシュートを放ちながら精度を欠いて、0-1で今季ホーム初黒星を喫した。終盤にはパワープレーで猛追したが、シュートがクロスバーに嫌われるなど運にも見放された感がある。停滞感を吹き飛ばすためにも、チームは新たな刺激を待ち望んでいることだろう。
リーグ戦で停滞するチーム同士が、突破口の手がかりを見いだしたいマッチアップ。公式戦で戦術を浸透させてチームの底上げを図り、今後の連戦に向けても選手層の厚みを確保していきたい狙いもある。1回戦を突破すれば、2回戦でJ1・鹿島との対戦。それもモチベーションの1つとしたい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
105 大分トリニータ 1.webp)