水戸は現在5試合勝利がなく、一時の勢いは失われつつある。しかし、4試合連続ドローと負けない戦いを続けており、勝利を手にすることで再び勢いに取り戻したいという強い思いを持って今節に挑む。
前節・いわき戦は、ロングボールを多用し、ハイプレスを掛けてくる相手の徹底した戦いに苦しみながらも、守備でスキを作ることなく対応。後半でペースを握ったものの、攻め切ることができずにスコアレスドローに終わった。ただ、8連勝時に見せていたタイトな守備が戻ってきたことは明るい材料。良い守備を継続しつつ、良い攻撃を繰り出して6試合ぶりの勝利を目指す。
また、U-20日本代表に選出されている齋藤 俊輔が不在の中、求められるのは新たな戦力の台頭。前節加入後初先発を飾った粟飯原 尚平、コンディションを上げている新井 瑞希、度重なるケガによる長期離脱から復帰した梅田 魁人といったストライカー・アタッカー陣の活躍が期待される。
一方の藤枝は前節、磐田に勝利して勢いを手にしたことだろう。なんといっても、今夏に新潟から完全移籍で加入した矢村 健の存在が大きい。加入後4戦で3ゴールを決めている頼れるストライカーの存在により、自慢のパスサッカーの完成形が見えるようになってきている。今節も矢村 健の得点力を生かし、首位を撃破しての連勝を狙う。
昇格を目指す水戸と、上位進出を目指す藤枝。“負けない”ではなく、“勝つ”という強い気持ちがぶつかり合う激戦が繰り広げられることだろう。
[ 文:佐藤 拓也 ]