現在、7勝13分12敗の勝点34で17位と苦しむ大分。今季は目指すスタイルをなかなか積み上げることができず、特にシーズン後半戦に入ってから急失速した。第27節・いわき戦からは竹中 穣監督新体制へと舵を切り、新たな刺激を加えて攻撃面の改善に取り組むと、攻撃機会は大幅に増えたものの、いまだ得点力不足には悩まされている。残り6試合にして降格圏と勝点7差。できるだけ早い段階で勝利を重ねて残留を確定させたいところだが、現実的に最低でも勝点1を積み続けることも考えなければならないという難しい状況下にある。
強度の高い仙台との戦いに備え、チームはデュエルや切り替えの強化を目指してトレーニングを継続。同時に、前々節・愛媛戦(0●3)で噴出した守備面における課題の修正力も問われそうだ。選手たちは戦況を見極めながらコミュニケーションをとり合う必要性に言及する。残留争いというプレッシャーが掛かる局面で、経験豊富な選手たちのリーダーシップに期待したい。
仙台は現在、14勝12分6敗の勝点54で5位。第26節・山口戦から無敗を続けて好調を維持してきた中、昇格争いのライバル・大宮との直接対決に挑んだ前節は7試合ぶりの黒星を喫してしまった。とはいえ、第30節・山形戦、前々節・札幌戦ではともに3得点を挙げており、攻撃面で着実に力をつけている印象だ。決定的な仕事ができる攻撃陣を生かし、大分の守備のほころびを突きたい。
残留と昇格、目標は違えど混戦を極める戦いの中で、切実に勝点を積みたい同士のマッチアップ。チーム状態を反映させるように仙台が抑え込むか、現状の順位を覆して大分が意地を見せるか。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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