勝点3に懸ける思いは山口のほうが強いかもしれない。今節の結果次第で降格の可能性があり、J2残留に望みをつなぐならば勝利が必須。最近の戦いを振り返ると、明治安田J2第34節・富山戦(1○0)、前々節・熊本戦(1○0)と、残留争い直接対決で連勝を果たした。ただ、前節・磐田戦では先制したものの、終盤に逆転を許してしまい、降格圏内脱出のチャンスを逃した。
現在、残留圏の17位・熊本との勝点差は『3』。得失点差では熊本を上回っているため、勝点で並べば順位が入れ替わる状況だ。また、山口の試合は14時キックオフだが、熊本の試合は同日16時キックオフ。これらを踏まえれば、勝利を収めて暫定順位で上に立ち、プレッシャーを掛けたいところだ。アウェイでのいわき戦は過去2戦2勝という相性の良さも山口の背中を押すデータとなる。
一方のいわきは前節・秋田戦に0-2で敗れ、わずかに望みがあったJ1昇格プレーオフ進出の可能性が消滅した。残り2試合で果たすべき目標は、まずホーム最終戦となる今節で勝利を挙げること。そして、昨季以上の勝点(昨季は『54』)を獲得した上で1ケタ順位で終えることの2つになる。
対戦を控える山口と仙台は昇降格が懸かっているため難しい試合になることが予想されるが、その中でも試合を通じて成長と結果を追い求める姿勢をなくしてはいけない。
昨季はホーム戦で6勝5分8敗と負け越したが、今季は7勝6分5敗と勝ち越しが確定している。特に後半戦に入ってからホームで勝ちを重ねられたことが、春先の不調からいまの順位に上がることができた理由の1つ。今季積み重ねてきたことを示して勝ちをつかみ、ポジティブな空気感で最終節につなげていきたい。
[ 文:柿崎 優成 ]
