その開幕カードの1つとなったこの対戦は、鹿児島にとってはぜひとも勝利したい背景がある。単に開幕戦や隣県ダービーというだけでなく、昨季の明治安田J2昇格プレーオフ準決勝で敗戦した相手であり、雪辱の思いがあるからだ。
両者は、1月31日にも2試合のゲームを行った(プレシーズンマッチおよびトレーニングマッチ)。その結果は1勝1敗、トータルのスコアは3-3となり、お互いに手ごたえと課題が見えた内容だった。
このシーズンオフに、鹿児島は球際、切り替え、ハードワークを強みとする選手を補強した。一方の宮崎は、昨季の主力メンバーが残留するとともに、各ポジションでのベースアップとJ2での戦いを見据えた選手の補強を行った。
鹿児島は『攻守において前へ向かう』という昨季からのコンセプトを継続。宮崎は最終ラインからのビルドアップで、鹿児島の前線からのプレスをかわしつつ、サイドを使って速い攻撃を仕掛けたい。それぞれが思い描く戦い方と、直近のゲームから出た修正が合わさって、どのような戦いがピッチ上で繰り広げられるか。冒頭からそのぶつかり合いが楽しみなゲームだ。
[ 文:濱田 英作 ]
