藤枝は明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ地域リーグラウンド第1節で岐阜に0-2と完敗。今季初めてJ3勢に敗れたJ2クラブとなってしまったが、今節はそれを繰り返すわけにはいかない。ただ、岐阜戦の前半は今季やろうとしている良い面も表れ、すべてが良くなかったわけではない。槙野 智章監督も「大きく変えることはないし、自信を持って1週間良い準備をすることが大事」と語る。
藤枝とは対照的に、松本は2月の4試合がすべてアウェイゲームとなる。開幕戦の大宮戦は前半に2失点を喫し、後半になんとか1点を返したが一歩及ばず、1-2で敗戦。それでも、後半は攻め込む時間を増やし、昨季J2・6位の大宮を追い詰めた。石﨑 信弘監督も「私が来てから1カ月という短い中で、選手はよくトレーニングしてくれたと思います」と手ごたえを口にした。
両チームともに新監督が就任してまだ1カ月強で、完成度は十分とは言えない。その中で、槙野 智章監督は攻撃に注力しているのに対して、石﨑 信弘監督は守備から構築していくタイプ。藤枝が長短のパスを組み合わせて攻撃に出ていくのに対して、松本が前からのプレッシャーをどう掛けていくのか。そして、リトリートした際にどれだけ堅固な守備ブロックを作れるか。逆に藤枝はそれをどう崩すのか。“矛・盾対決”という面で興味深い戦いとなる。
また、開幕戦で喫した敗戦からの修正力をどちらがより発揮できるかという面にも注目。監督としては新人ながら選手としては日本代表での経験も豊富な槙野 智章監督と、百戦錬磨の大ベテラン・石﨑 信弘監督の対決も、非常に興味深い要素の1つになるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


