対するFC大阪も2024年のJ2昇格プレーオフ準決勝以来となる富山戦に燃えている。1-1で90分を終えながら、引き分けの場合はリーグ戦年間順位が上位のクラブを勝者とするという試合方式によって敗退した当時の悔しさを知るメンバーが何人も残っており、雪辱を期して臨む。
富山は前節、徳島を3-1で下して2連勝を飾り、はずみをつけてホームに戻る。開幕後もキャンプ地の高知市を拠点にしてアウェイを転戦してきた。今週も同地でトレーニングをして、直前に富山入りする。今冬は積雪期間が長かったため、スタジアムのピッチ状態も懸念材料。しかし、それらの条件を差し引いても余りあるパワーをホームの大声援が引き出してくれるはずだ。キャプテンの吉平 翼は「サポーターの皆さんには(劇的に残留を決めた)昨季最終戦の印象がまだ残っていると思う。期待はさらに膨らんでいるのではないか。徳島戦と同様にチャレンジャーとして臨み、その期待に応えたい」と気持ちを高めている。
FC大阪は前節、今治に0-2で敗れた。久保 吏久斗らを中心に何度もゴールに迫り、内容は互角以上だったが、J2勢の決定力の高さと、昨季まで同僚だったGK山本 透衣の好セーブに屈した。“打倒J2”に再挑戦する今節は、得意のセットプレーを含めてゴールを奪い切るだけのクオリティーと力強さを発揮したい。富山市出身・舘野 俊祐の左足や、富山のJ2復帰に貢献した松本 孝平の高さなど、各選手の強みが生きる展開なら勝機は十分にある。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
