湘南は明治安田J2・J3百年構想EAST-Aグループ地域リーグラウンド第2節・相模原戦を皮切りに、前々節・栃木C戦までを3連勝で進んだ。迎えた前節・仙台戦は長澤 徹監督が「もう少し耐えて、そこからペースをつかんで、もう一刺しというところだった(が、先に失点してしまった)」と振り返ったとおり、23分に失点。後半、アルトゥール シルバの一撃で追いつくことはできたが、PK戦を制することができず、勝点1の獲得にとどまった。
ただ、ここでPK戦という百年構想リーグならではのレギュレーションを初めて経験できたことは、湘南にとってプラスだ。GK上福元 直人も「次に生かせる良い経験だった。自分としても積み上げるものが増えたので、負けてしまったが、次にもし(PK戦が)来たときには勝って学びたい。そういうふうにつなげていきたい」と前を向く。
対する山形は、開幕からPK戦勝ちを含む3連勝を挙げたものの、その後に2連敗。ただ、横内 昭展監督は0-1で敗れた前節・秋田戦について「シーズンが始まって一番山形らしいサッカーができたかなと思っている」と評価する。土居 聖真は「率直にもったいない試合」とも悔やんだが、少しずつ内容面が追い求めるものに近づいているからこそ、今節は勝利という結果を手にして自信を深めたい。
第5節を終え、山形は勝点8の5位、湘南は勝点10で3位につける。すなわち、今節は山形が90分で勝利した場合、順位が逆転する。互いにJ2・J3百年構想リーグでの優勝、そして2026/27シーズンでのJ1昇格を見据えるからこそ、譲れない一戦となるに違いない。
[ 文:河合 萌花 ]
