新潟は前節、アウェイで奈良と対戦。0-0のまま90分を終え、PK戦の末に勝利を収めた。前々節・高知戦はPK戦の末に敗れていたため、「PKで勝ち切ったことは評価できる」と、新潟の主将・藤原 奏哉は一歩前進したことを強調。勝点2を得て、ホームに帰ってくる。
ただ、チーム最多の3得点を挙げているマテウス モラエスと、落合 陸が前節の途中で傷んで交代に。今節、チャンスを得てピッチに立つ選手の奮起に期待したい。プロ3年目の石山 青空は「自分が点を決めて勝つ」と意気込む。若月 大和は「ホームの声援があるからこそ、勝たなきゃいけない」と、今季ホーム初ゴールで応えるつもりだ。
富山は4連勝(うち2つはPK勝ち)で迎えた前節、金沢に0-2で敗れた。40分に古川 真人が負傷。また、布施谷 翔とキム テウォンが退場となり、ともに今節は出場停止となる。得点に関わってきた選手たちの離脱は痛いが、新潟と同じく、代わりにチャンスを得る選手の活躍に注目したい。
若手で期待がかかるのは、今季2得点の亀田 歩夢と、ここ2戦で出場機会を得ている坪井 清志郎。また、百戦錬磨の小川 慶治朗や中島 裕希の存在も心強い。ルーキーの湯之前 匡央は、昨年度の天皇杯3回戦で東洋大の一員としてデンカSに立ち、決勝ゴールを挙げて新潟を倒した経験を持つ。
開幕から全試合で先発しており、気持ちを入れて初の古巣対決に臨むであろう岡本 將成のプレーぶりにも注目だ。
ポゼッションを基調とする富山と、高い位置でボールを奪って素早く攻めるアグレッシブなサッカーを磨いている新潟。お互いのスタイルのぶつかり合いは必見だ。
[ 文:野本 桂子 ]

