明治安田J2・J3百年構想WEST-Aグループで2位の富山は、今大会に入ってホームで挙げた3勝がすべてPK戦での勝利だ。今節こそ90分で勝ち切って首位の徳島を追いかけたい。対する9位の奈良は前節、5-1で金沢を下して地域リーグラウンド第2節・今治戦以来6試合ぶりに白星をつかんだ。大勝の勢いを駆って2連勝と打倒J2を狙う。
富山は前節、今治をPK戦で破って初めて2位まで順位を上げた。PK戦はこれで3戦全勝。百年構想リーグの独自規定を追い風にして上位につけている。2024、25年のルヴァンカップでもPK戦までもつれたホームゲーム3試合をすべて制しており、「PK戦ならこっちのもの」というポジティブな意識が選手とサポーターにはあるようだ。前節、勝利の立役者になったGK
平尾 駿輝は「勝てそうな雰囲気をサポーターの皆さんに作ってもらい、自信を持って臨むことができた」と振り返っている。
しかし、今節も目標はあくまでも勝点3。8月に始まる2026/27シーズンを見据えても、複数の得点を挙げて90分で勝負をつける力を養わなければならない。1試合平均シュート数はJ2・J3百年構想リーグ最多タイの18本に達している。今後は仕上げの精度を上げつつ、攻撃パターンを拡充させてゴール数を増やしていきたい。
奈良は前節、ロングボールを効果的に使って前半に2点を決めた。後半も
森田 凜が自陣でのボール奪取からドリブルでボールを運んで自ら決め切るなど、3点を追加。開幕からの7試合で4得点にとどまっていたが、圧巻のゴールラッシュで懸念を吹き飛ばした。
森田 凜と
芝本 蓮のボランチ2人を中心にボールを動かしながらラインブレイクを狙う攻撃的なスタイルを押し出し、上位勢に挑む。
[ 文:赤壁 逸朗 ]