富山は前節、今治をPK戦で破って初めて2位まで順位を上げた。PK戦はこれで3戦全勝。百年構想リーグの独自規定を追い風にして上位につけている。2024、25年のルヴァンカップでもPK戦までもつれたホームゲーム3試合をすべて制しており、「PK戦ならこっちのもの」というポジティブな意識が選手とサポーターにはあるようだ。前節、勝利の立役者になったGK平尾 駿輝は「勝てそうな雰囲気をサポーターの皆さんに作ってもらい、自信を持って臨むことができた」と振り返っている。
しかし、今節も目標はあくまでも勝点3。8月に始まる2026/27シーズンを見据えても、複数の得点を挙げて90分で勝負をつける力を養わなければならない。1試合平均シュート数はJ2・J3百年構想リーグ最多タイの18本に達している。今後は仕上げの精度を上げつつ、攻撃パターンを拡充させてゴール数を増やしていきたい。
奈良は前節、ロングボールを効果的に使って前半に2点を決めた。後半も森田 凜が自陣でのボール奪取からドリブルでボールを運んで自ら決め切るなど、3点を追加。開幕からの7試合で4得点にとどまっていたが、圧巻のゴールラッシュで懸念を吹き飛ばした。森田 凜と芝本 蓮のボランチ2人を中心にボールを動かしながらラインブレイクを狙う攻撃的なスタイルを押し出し、上位勢に挑む。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
