湘南は開幕戦こそ秋田に1-2で敗れたものの、複数失点も90分での敗戦もその1試合のみで、アルトゥール シルバが加入した地域リーグラウンド第2節・相模原戦以降は攻守がかみ合っている。
前節は栃木SCとホームで対戦。中盤でボールを奪われてカウンターから失点を喫するも、相手の背後を突いて得たPKを決めて追いついた。90分を1-1で終え、PK戦の末に勝利。長澤 徹監督は「1試合を通して強度の部分は持っていかれた。そこで劣れば秋田さんには絶対に持っていかれる。反省して次につなげたい」と引き締めている。
一方の秋田は前節、アウェイで横浜FCに勝利。69分にCKのこぼれ球を土井 紅貴が蹴り込んで先制するも、83分にCKを頭で叩き込まれて追いつかれる。しかし終盤、またもCKのこぼれ球から吉岡 雅和がねじ込んで、これが決勝点に。5試合ぶりに失点を喫したものの、そこから崩れずに勝点3をつかみ取った。
「(前々節)PK戦で仙台に負けたあとに(前節は)しっかり90分で勝ち切った。チームとして連敗しなかったのがかなり大きい」と梅田 魁人が言うように、負けを引きずらずに上位争いに踏みとどまったことは自信となる。ただ、今節に向けて梅田 魁人は「開幕とは別のチームだと思ったほうが良い」と湘南を強く警戒。「相手をリスペクトして、もう1回チャレンジャーとして挑まなければ」と話す。
両チームとも先制点を取った試合はすべて90分で勝ち切っているだけに、どちらが先手を取るかが勝敗を大きく左右するのは間違いない。「全員が集中して粘り強く戦っていけば、チャンスは必ず来る」と吉田 謙監督は力を込める。
縦に速く前向きの矢印を打ち出すチーム同士、球際の競り合いで攻守が激しく切り替わる強度の高い試合になりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

