第7節の前回対戦では、山形が2分に退場者を出し、ほとんどの時間が11人対10人の展開に。仙台は9分に井上 詩音が先制点を奪ったが、その後は数的不利の山形がGK渋谷 飛翔を中心に堅い守りを見せて健闘したため、なかなかゴールは生まれず。それでも、仙台が無失点を保ったまま試合をクローズし、1-0で勝利を収めた。
今節は、それぞれのチームが第7節から改善してきた部分がピッチ上でどう表れるかに注目したい。
山形は第4節・相模原戦から5連敗を喫するなど苦しい時期もあったが、現在は3連勝中と持ち直している。特に守備面では前回対戦で見せたような堅さを発揮し、その3連勝の間はすべて無失点。守備の安定が攻撃に転じたときの安心感につながり、流動的なポジションチェンジを行う攻撃も冴えている。例えば右SB岡本 一真からセンターFW高橋 潤哉のラインに、國分 伸太郎や氣田 亮真ら周囲の選手が関わる連係は見ものだ。
仙台は前回対戦で1点止まりだった攻撃が、その後次第に改善されてきた。直近3試合は複数得点が続いており、計10得点。もともと守備は堅固なため、ゴールを重ねることで得失点差もプラスの値が増えてきた。ここまで5得点の岩渕 弘人がスペースを突いたり、ラストパスに素早く飛び込んだりと活躍しているほか、多くの選手が得点中。スピードと点で合わせるシュートが特長の小林 心、高さのある梅木 翼、シュート力と技術に秀でる相良 竜之介と、さまざまな形からゴールを狙う。ダービーでも多くのゴールを生み出せるか。
[ 文:板垣 晴朗 ]


