前回対戦はユアテックスタジアム仙台での明治安田J2第15節。このダービーらしい、激しい展開となった。先制点は仙台。32分、ビルドアップする山形からハイプレスでボールを奪い取り、ショートカウンターから氣田 亮真が決めた。後半、反撃に転じた山形は藤本 佳希のバイシクルシュートで追いつくと、そこから逆転の機運が高まったが、アディショナルタイムに入ると流れは一変。仙台が押し込んで決定機を量産し、90+6分に中島 元彦の決勝ゴールが生まれた。ほぼラストプレーという劇的な幕切れから、7週間を経ての再戦となる。
前節からホーム連戦となる山形は、前回のダービー後に5連勝。ここ2試合は引き分け、負けと足踏みしているが、仙台との順位を入れ替えることが可能な勝点2差で迎えている。昨季から再開されたリーグ戦での“みちのくダービー”だが、山形はここまで3戦未勝利。山形が勝利すれば、リーグ戦においてはJ1で対戦した2010年以来となる。かつて仙台でも指揮を執った渡邉 晋監督が今季途中から山形を率いており、一時8連敗したチームを立て直し、新たなスタイルを構築している。
仙台は前回の山形戦で勝利したあとも3勝1分と順調に勝点を積み上げていたが、第20節・磐田戦に2-3と敗れると、前々節・山口戦も0-2で落として連敗。前節・徳島戦は、松下 佳貴のスルーパスからホ ヨンジュンが加入後初ゴールを決めて前半に先制。しかし、55分に杉本 太郎のゴールで追いつかれると、その後はスコアが動かなかった。連敗は止めたものの、3試合勝利から遠ざかって今節を迎える。
キックオフは19時30分。誰にも予測できない90分間のドキュメンタリーとなることは必至だ。
[ 文:佐藤 円 ]
