松本にとっては、連敗(PK戦負け1試合を含む)脱出を目指して首位・甲府に挑む試合となる。中2日で迎えた前節・磐田戦は先発8人を入れ替えながらも、持ち前のプレッシングが冴えわたって圧倒。試合は終了間際のPKによる失点からPK戦スコア5-6と苦杯をなめた。しかし出場機会に飢えた面々が軒並み好パフォーマンスを発揮しており、チームとしての上積みは示した。
加えて主力組の大半は温存されており、今節に向けて準備万端。加藤 拓己や安永 玲央、小田 逸稀らが虎視眈々と牙を研ぐ。アウェイでの前回対戦時は0-1と敗れているだけに、石﨑 信弘監督も「前回負けている相手に、また負けたくはない」と鼻息が荒い。
対する甲府は9勝4敗(PK勝ち1試合を含む)の勝点26で明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ首位に立つ。大宮との上位対決となった前節、渋谷 洋樹監督は連戦ながらも先発を入れ替えないマネジメント。試合後は「われわれはいまいる選手、一番良い状態の選手で臨んだ」とコメントした。
試合は2-1で勝利したものの、52分に荒木 翔が2回目の警告を受けて退場。以降の時間、10人で戦うことを余儀なくされた。再び中3日でアウェイに乗り込む今節はどんな起用になるか、注目が集まる。
松本対甲府のカードは、松本がJリーグに参入した2012年、当初は“甲信ダービー”と銘打ち、J初顔合わせの試合で松本の『ガンズくん』がオフィシャルマスコットに就任するなど、数々の歴史を紡いできた。
通算戦績は松本の6勝3分3敗となっており、特にサンプロ アルウィンでは無敗。今回もその系譜に連なるのか、アウェイ・甲府が緑の要塞で初めて勝ちどきをあげるのか。大型連休のど真ん中、白熱の一戦となりそうだ。
[ 文:大枝 令 ]
