札幌は前節、アウェイで福島と対戦。細かなパス交換で仕掛けてくる福島に前回対戦では完敗を喫していた中、今回は前方により多くの人数を割く積極的な戦略を持って挑んだ。そしてこれが奏功し、中盤で激しく攻守が切り替わる展開へと持ち込むと、セットプレーなどのチャンスをしたたかに生かして3-0で快勝してみせた。
これで7連勝。クラブとしては19年ぶりである。そして序盤戦は最下位だった時期もあったが、この最終節を前に、首位浮上の可能性を残すところまできている。粘り強く戦い続けた成果だろう。
一方の磐田は前節、ホームで藤枝と対戦。前半終盤に先制を許すと、後半開始早々に立て続けに2失点を喫してしまい、ここで試合の大勢はほぼ決まってしまった。その後はなんとか点差を縮めようとしたものの、得点は奪えなかった。
前々節・福島戦でも4失点。なんとか流れを取り戻したいところだ。ロースコアで推移している試合では、PK戦も含め、我慢強く勝ち切れているケースがいくつもある。失点しない粘りを見せることでリズムをつかみたい。
そんなチーム同士が対戦する一戦は、90分で勝利すれば首位浮上の可能性がある札幌が積極的に仕掛け、それをはね返しながら磐田がスキをうかがう形で試合が始まっていくだろう。見ごたえたっぷりの最終節だ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

