八戸は前節・福島戦、セットプレーから挙げた白井 達也のゴールを守り切り、今季10回目のウノゼロでの勝利を飾った。しかし、石﨑 信弘監督が「セットプレーから2、3点取るチャンスはあった。決め切らなければいけない」と話すとおり、課題は残る。また、今季ここまで全試合に出場し、攻守のキーマンとなっている佐藤 碧が退場となり、2試合出場停止となったことも不安材料。しかし、ホームでは11勝3分1敗と無類の強さを誇るだけに、多くの子どもたちの声援を力にして、勝利を届けたい。
アウェイの鹿児島は10試合負けなしの3連勝中で勢いに乗っている。前節の宮崎との“南九州ダービー”は、前半は苦しい展開で我慢の時間が続いたが、71分には吉尾 虹樹が、90+3分には途中出場の井堀 二昭がゴールを決めて2-0で勝利を収めた。途中出場の選手が短い時間で結果を出したことについて、相馬 直樹監督は「選手起用の選択肢はさらに増えることとなり、チーム内の競争を生み出します。チームにとっても大きな意味がありました」と、今後の戦いに向けて手ごたえをつかんでいる。
リーグ最少失点の八戸の堅守と、リーグ最多得点を挙げている鹿児島の攻撃。明治安田J3の最強を誇る“盾”と“矛”の勝負の行方はどちらに転ぶのか。ピッチ内外ともに注目の一戦となりそうだ。
[ 文:夏目 二郎 ]
