両チームに共通する課題は得点力不足だろう。ともに直近の試合では無得点に終わっており、清水は公式戦ここ5試合で4得点、名古屋は同5試合で3得点。その影響もあり、清水が公式戦5戦勝利なし、名古屋は同4戦勝利なしとなっている。
清水の直近の試合は、17日に行われた明治安田J1第9節・鳥栖戦。相手にボールを持たれる展開の中で、後半に鈴木 唯人に決定機が訪れたが決め切ることができず、終盤にもチアゴ サンタナがGKと1対1の場面を作ったが、シュートは枠を外れた。
「堅いチームを崩すために、もう1つ自分たちも精度を高めていく、連係を高めていくところに尽きると思う」と、試合後に平岡 宏章監督は話した。今節も守備に定評のあるチームとの対戦となるため、どれだけ修正できているかが問われることになる。
一方の名古屋は20日に、延期されていたJ1第2節・FC東京戦を戦った。両外国籍GKが存在感を見せた一戦は、互いに好機を逃す場面もあり、スコアレスドローで終了。「FC東京と対戦するときの狙いはそのとおりにいったのですが、なかなか最後のところで仕留めることができなかった。ただ、狙いとしているところはやっとでき始めたので、この勝点1を『3』に持っていけるようにしていきたいと思います」。昨季終盤まで率いていた古巣と勝点1を分け合うことになった長谷川 健太監督は、こう悔しがっている。
清水は日程的に比較的余裕があり、今節はリーグ前節のメンバーを投入することも十分に考えられるが、ケガ人が戻ってきていることもあって、さまざまなバリエーションが考えられる。特に、攻撃陣ではチアゴ サンタナ、カルリーニョス ジュニオ、ベンジャミン コロリ、オ セフンといった外国籍選手がどのように絡んでくるか。一方の名古屋は、過密日程の中でどのように選手をやり繰りするかが注目点となる。
Bグループ第1節での対戦はスコアレスドローに終わったが、約1カ月前にも両者は対戦している。3月27日に行われたJエリートリーグでは点の取り合いになり、5-4で清水が勝利するという壮絶な試合になった。両チームとも同じような展開は望んでいないだろうが、少なくとも今節もゴールへの意欲を出していきたい。
[ 文:田中 芳樹 ]

