勝利へのポイントはさまざまある中で、U-21選手の躍動は必要不可欠なポイントになる。
広島は19歳の棚田 遼と18歳の越道 草太のどちらが先発に名を連ねるか。第1節の横浜FC戦で先発して前半で交代となった棚田は、「チャンスが何本かあった中でやり切れなかったので、悔いが残りました」と振り返り、気持ちを新たに準備を続けている。第1節で出場機会がなかった越道は、「1試合目は出られなかったので、チームが勝ったことはうれしかったですけど、個人的には悔しかったです。ずっと自分が出たときに何ができるかを考えていました」と、今節に向けて心身の準備をしっかりと整えている。
名古屋のU-21選手は甲田 英將か。今季はリーグ戦も含めて出場機会はないが、それはU-20日本代表の一員としてウズベキスタンでアジアの戦いに挑んでいたからだ。インドネシアで開催されるU-20W杯への出場を懸けて臨んだ準々決勝のヨルダン戦で先発出場して、日本の勝利に貢献した19歳のアタッカーが、エディオンスタジアム広島でどんなプレーを見せるか。
また、今節は日本代表に選出された選手は不在となる。広島は大迫 敬介が選出されたが、ルヴァンカップCグループ第1節でゴールマウスを守った川浪 吾郎が出場することになりそうだ。31歳のGKは「まだ誰が出るかは分からないですし、チャンスをもらえれば、いつもと変わらずやるべきことをやるだけです。チームが勝利するために何ができるかだと思いますし、ゼロで終われば負けることはないので、GKとしてゼロで終えたいなと思います」と冷静に準備を続けている。
名古屋は藤井 陽也が日本代表初選出となるうれしいニュースがあった中で、実績のあるDFたちがチームを支えてくれるはず。特に今オフに広島から名古屋への移籍を選択した野上 結貴には注目が集まる。昨季ともにルヴァンカップのタイトルを獲得した仲間との再会を、ミヒャエル スキッベ監督も「野上がすごく安定感をもたらしています。サンフレッチェに彼がいないのは残念ですね」と笑みを浮かべて楽しみにしていた。
フレッシュな風を吹かせる活躍が期待される若者たち。いつもチームの勝利のために戦っているGK。6年半を広島でプレーしたDFの凱旋。両チームが激しい攻防を繰り広げることは間違いない中で、この一戦に懸ける彼らの強い思いに注目していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]