両者はすでにリーグ戦で対戦している。3月4日の明治安田J1第3節は、開幕から1勝1分のFC東京と2連敗の京都という対照的な状況であったが、ゲームは予想外の展開で推移。初勝利に燃える京都が、キックオフから迫力満点のプレーを披露した。ゴールこそ後半になるまで生まれなかったが、キャプテン・川﨑 颯太とエース・パトリックのゴールで勝点3を手にした。
そこからの両チームの歩みも対照的で、この初勝利をきっかけに京都は3連勝中。第4節・湘南戦を2-0で制すと、第5節・横浜FC戦は先制を許しながらも、4点を奪い返し圧勝。J1では21年ぶりの3連勝を達成し、勝点9で5位にまで浮上した。一方、FC東京は第4節・横浜FC戦で勝利し連敗は阻止したが、第5節・名古屋戦はメンバーのやり繰りに苦労がうかがえる中でスコアレスドローに終わった。今季初の連勝を逃し、勝点8で7位にとどまっている。
この試合は代表ウィーク期間に行われるため、お互いに数名の選手を欠いた状態で戦うこととなる。ホームのFC東京は、初めてA代表に選出されたバングーナガンデ 佳史扶とU-22日本代表のヨーロッパ遠征に参戦している木村 誠二が不在で、京都もU-22日本代表に3選手を輩出。川﨑に加え、山田 楓喜と木村 勇大がチームを離れている。
そこで注目されるのは、両チームの人選。ルヴァンカップ初戦はミッドウィーク開催だったため、お互いにメンバーを入れて替えて戦ったが、今節は週末のゲーム。連戦のスケジュールでもないため、主力組がピッチに立つ可能性も十分に考えられる。グループステージ突破に向けて、連敗を喫してしまうと状況が厳しくなってしまうだけに、メンバー構成は1つのカギとなるだろう。
そんな中、FC東京はウズベキスタンで開催されていたU-20アジアカップを戦っていた松木 玖生と熊田 直紀が今週からチームに合流。今節の出場に大きな期待がかかる。チームでも主力の座をつかんでいる松木はもちろんのこと、5ゴールを挙げて大会得点王に輝いた熊田のパフォーマンスには注目が集まる。昨季のルヴァンカップでデビューを果たしているが、トップチームに昇格した今季はまだ公式戦のピッチに立っておらず、このゲームがプロデビュー戦になる可能性は高い。ワールドサイズのポテンシャルを秘めるストライカーが、味の素スタジアムのピッチでどんなプレーを見せてくれるのか。青赤の29番の登場を楽しみにしたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
